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玉ねぎの原産地となると、いまだ明確な答えが出ていないのですが、時をさかのぼる事紀元前3000年、すでに玉ねぎの栽培がエジプトで始まっていました。

 

紀元前1500年前、エジプトの薬物治療書エーベルス・パピルスには玉ねぎの絞り汁には、抗生物質、利尿剤、去痰薬、咳止め、風邪薬、胃腸薬としてまた女性の受胎能力の診断にも使われていた、と玉ねぎには薬用効果があることが記されています。

 

紀元前450年ごろになると、ギリシャの歴史家ヘロドトスの著者「エジプト史」に「ピラミッドの建設に従事した労働者に分け与える大量のにんにく、玉ねぎ、ラディッシュの購入のために高額の銀が支払われたことがピラミッドに刻されていた」と、

 

また紀元前300年ごろ、ローマでアレクサンダー大王が、兵士の勇気を鼓舞するために全軍に分け与えたという逸話もあり、いかに肉体労働に玉ねぎが効果的であったかがうかがえます。

 

他にも、紀元前100年ごろにディオスコリデスの「薬物誌」や中国の「本草書」などにも、玉ねぎの効能について残されています。

 

日本では明治時代に、西洋料理の普及とともに広がった野菜で、歴史的にはたいへん浅いのですが、おなじみの家庭料理「肉じゃが」など、和食にも大いに使われているため、今やキッチンの常備野菜のひとつとして定着している野菜です。

 

健康に良く、食べておいしく、保存性にも優れている玉ねぎは世界中で愛されている「庶民的な薬用野菜」なのです。最近ではさらに研究がすすみ、高コレステロール予防効果があるなど、ますます期待が高まっている食材です。

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